ホーム > 106回 出題パターンの解析例

106回 出題パターンの解析例

106回(平成29年度):午前

問1

平成25年(2013年)の国民生活基礎調査による有訴者率(人口千対)で正しいのはどれか。

1. 12.4

2. 112.4

3. 312.4

4. 512.4


◆この問題の出題パターン<国民生活基礎調査>

106回午前-1 平成25年の国民生活基礎調査による有訴者率は、312.4である。
100回午前-60 平成19年の国民生活基礎調査における65歳以上の有訴者率は腰痛が最も高い。
99回午前-34 国民生活基礎調査による主な介護者の状況では、70歳以上が男女ともに4分の1以上を占める。
103回午前-60 国民生活基礎調査で、同居している主な介護者のストレスや悩みの原因で最も割合の高いのは家族の病気や介護である。
105回午後-47 高齢者世帯の所得で、1世帯当たり平均所得金額の構成割合が最も高いのは公的年金・恩給である。
国民生活基礎調査の問題は、出題範囲が広く同じ問題が出題されません。
必修問題と一般問題から出題されていますが、勉強の効率を上げるためには両者の出題パターンにご注意下さい。
必修問題では「健康に関する指標」という観点なので、有病率・罹患率・受療率や入院期間などにご注意下さい。
入院期間では、特に精神疾患が長いです。
一般問題では健康支援と社会保障制度からの出題なので、広く社会状況を把握できるようになって下さい。

問2

平成25年(2013年)の感染症発生動向調査による年間の性感染症<STD>報告数で最も多いのはどれか。

1. 性器クラミジア感染症

2. 尖圭コンジローマ

3. 性器ヘルペス

4. 淋菌感染症


◆この問題の出題パターン<性感染症>

106回午前-2 平成25年の性感染症報告数で最も多いのは、性器クラミジア感染症である。
100回午後-90 淋菌感染症や性器クラミジア感染症は、女性の不妊症の原因になる。
101回午後-60 骨盤腹膜炎が起こると、卵管の疎通性障害による不妊症となる。
102回午前-69 性感染症〈STD〉である性器クラミジア感染症の罹患は不妊症の危険因子である。
105回午前-106 性交後に白色帯下が増えたAさんは、外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはない。Aさんは性器クラミジア感染症である。
性感染症の問題は、クラミジアが繰り返し出題されています。
必須問題ではクラミジアが多いという統計報告ですが、一般問題では感染が不妊症の原因となり、状況設定問題では感染に気がつきにくいという問題へと発展しています。
このように国家試験というのは、必須問題・一般問題・状況設定問題の流れがありますので、単純に国家試験の出題基準別に学ぶのではなく、出題パターンごとに学べば107回に出題されることが理解できるようになります。

問3

平成25年(2013年)の国民医療費はどれか。

1. 約400億円

2. 約4,000億円

3. 約4兆円

4. 約40兆円


◆この問題の出題パターン<医療費>

106回午前-3 平成25年の国民医療費は、約40兆円である。
105回午前-33 国民医療費で、財源の約半分は保険料である。
103回午前-4 入院時の食事は国民医療費に含まれる。
100回午前-8 診療報酬における7対1入院基本料の条件は、患者7人に看護職員1人である。
国民医療費については、同じ問題が繰り返されていません。
国民医療費は、年々増加して一人当たり約32万円となっています。
また65歳以上は65歳未満の4倍になることなども知っていて下さい。
特に107回の出題では、医療費の負担についても学んでおいてください。
下記の医療費の負担を参考にしてください。

◆医療費の負担(参考)

99回午前-37 特定疾患治療研究事業の対象疾患には、医療費の公費負担がある。
102回午前-34 肺結核は、法律によって医療費の公費負担が認められる疾患である。
104回午後-103 10歳児の急性リンパ性白血病の治療は、小児慢性特定疾病の医療費助成の対象となる
103回午後-81 小児慢性特定疾患公費負担医療給付は、市町村の業務ではない。

106回(平成29年度):午後

問1

日本の平成26年(2014年)の死亡数はどれか。

1. 約47万人

2. 約87万人

3. 約127万人

4. 約167万人


◆この問題の出題パターン<死亡・死因順位>

106回午後-1 日本の平成26年の死亡数は、約127万人である。
99回午前-1 死因順位の第1位は悪性新生物である。
103回午後-1 主要死因別にみた死亡率が最も高いのは悪性新生物である。
101回午前-23 主要死因別にみた死亡率の第一位は悪性新生物であり、増加を続けている。
102回午後-32 悪性新生物の部位別にみた死亡者数は、気管、気管支及び肺が最も多い。
死因順位は悪性新生物の問題が連続していましたが、106回では死亡数の問題に変化しています。
107回では、年齢調整死亡率を含む死亡の動向を広く学んで下さい。
下記の年齢別の死因も参考にしてください。

◆年齢別の死因(参考)

105回午後-53 平成24年における周産期死亡率は4.0 である。
100回午前-6 平成19年の1歳から4歳までの子どもの死因で最も多いのは不慮の事故である。
102回午前-8 平成21年の5~9歳の子どもの死因で最も多いのは不慮の事故である。

問2

平成25年(2013年)の国民健康・栄養調査による40歳代男性の肥満者の割合に最も近いのはどれか。

1. 15%

2. 35%

3. 55%

4. 75%


◆この問題の出題パターン<国民健康・栄養調査等>

106回午後-2 平成25年の40歳代男性の肥満者の割合は、35%である。
99回午後-1 日本人の体格指数(BMI)で「普通(正常)」は22である。
101回午後-7 平成20年国民健康・栄養調査において、女性でやせ(BMI<18.5)の割合が最も高いのは20~29歳である。
103回午後-25 平成22年の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある女性の割合が最も高いのは60~69歳である。
105回午後-2 平成24年の国民健康・栄養調査における男性の喫煙習慣者の割合は34.1%である。
国民健康・栄養調査は、体格についての問題が多いですが、生活習慣についても出題されています。
やせと肥満以外にも、飲酒習慣など生活習慣についても学んで下さい。
過去問ダイジェストには、出題される可能性のある項目をまとめましたので参考にして下さい。

◆国民健康・栄養調査の結果(平成26年)

*肥満者の割合:男性28.7%、女性21.3%
*やせの者の割合:男性5.0%、女性10.4%
*糖尿病が強く疑われる者の割合:男性15.5%、女性9.8%
*収縮期血圧140mmHg以上の割合:男性36.2%、女性26.8%
*食塩摂取量の平均値:男性10.9g、女性9.2g
*1日の野菜類摂取量:男性300.8g、女性285.0g
*運動習慣のある者の割合:男性31.2%、女性25.1%
*飲酒習慣のある者の割合:男性34.6%、女性8.2%
*習慣的に喫煙している者の割合:男性32.2%、女性8.5%

問3

光化学オキシダントの原因物質はどれか。

1. ヒ 素

2. フロン

3. 窒素酸化物

4. ホルムアルデヒド


◆この問題の出題パターン<光化学オキシダント>

100回午前-36 光化学オキシダントは、注意報が発令される。
104回午前-33 光化学オキシダントは、粘膜を刺激する。
106回午後-3 窒素酸化物は、光化学オキシダントの原因物質である。
光化学オキシダントの問題は、ほぼ大気汚染の問題と隔年で出題されています。
107回では、大気汚染の問題にご注意下さい。
下記の大気汚染を参考にしてください。

◆大気汚染(参考)

101回午前-35 環境基本法で環境基準が規定されているのは大気である。
104回午前-34 微小粒子状物質は、大気汚染に関する環境基準が定められている。
105回午後-3 二酸化炭素は、地球温暖化をもたらす温室効果ガスである。

PAGE TOP