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104回 出題パターンの解析例

104回(平成27年度):午前

問1

日本の将来推計人口で2020年の65歳以上人口が総人口に占める割合に最も近いのはどれか。

1. 15%

2. 30%

3. 45%

4. 60%


◆この問題の出題パターン<年齢区分>

104回午前-1 日本の将来推計人口で、2020年の65歳以上人口が総人口に占める割合は30%と予想されている。
102回午前-31 平成21年における老年人口の構成割合は20%台である。
104回の問題は、102回の変化型です。
最初に出題されるのは基本問題ですが、変化する問題は応用問題になることにご注意下さい。

104回午後-7 人口年齢区分における15歳から64歳までの年齢区分は生産年齢人口である。
105回午前-1 平成25年の生産年齢人口の構成割合は62%である。
104回では午後にも年齢区分が出題されていますが、その内容が変化して翌年の105回に出題されています。

101回午前-58 生産年齢人口に対する老年人口の比を老年人口指数という。
101回午後-8 平成21年における日本の高齢化率は22.7%である。
過去の例では前年に出題の無かった101回と104回には2問の出題がありました。
年齢区分の問題が106回に出題されなかったことを考慮すると、107回の出題にご注意下さい。

問2

日本の平成22年(2010年)における傷病別にみた通院者率が男女ともに最も高いのはどれか。

1. 腰痛症

2. 高血圧症

3. 歯の病気

4. 眼の病気


◆この問題の出題パターン<国民生活基礎調査>

104回午前-2 平成22年の通院者率が男女ともに最も高いのは高血圧症である。
106回午前-1 平成25年の国民生活基礎調査による有訴者率は、312.4である。
100回午前-60 平成19年の国民生活基礎調査における65歳以上の有訴者率は腰痛が最も高い。
99回午前-34 国民生活基礎調査による主な介護者の状況では、70歳以上が男女ともに4分の1以上を占める。
103回午前-60 国民生活基礎調査で、同居している主な介護者のストレスや悩みの原因で最も割合の高いのは家族の病気や介護である。
105回午後-47 高齢者世帯の所得で、1世帯当たり平均所得金額の構成割合が最も高いのは公的年金・恩給である。
この問題は通院者率ですが、その出典は国民生活基礎調査となります。
国民生活基礎調査の問題は、出題範囲が広く同じ問題が出題されません。
このように勉強効率の悪い出題パターンがあることも知っていて下さい。
107回の対応については、106回午前-1で解説します。

問3

国民健康保険の保険者はどれか。

1. 国

2. 都道府県

3. 市町村

4. 健康保険組合


◆この問題の出題パターン<医療保険>

102回午前-33 医療保険の根拠となる法律は健康保険法である。
102回午前-3 日本において国民皆保険制度が適用されているのは医療保険である。
100回午前-2 国民健康保険は医療保険である。
100回午後-85 国民健康保険の保険者は、市町村と国民健康保険組合である。
104回午前-3 市町村は、国民健康保険の保険者である。
106回午後-4 後期高齢者医療制度が定められているのは、高齢者の医療の確保に関する法律である。
105回午前-32 医療保険の医療給付には一部負担がある。
99回午前-3 国民健康保険に加入している30歳本人の自己負担割合は3割である。
101回午前-4 健康診断、予防接種、美容整形は、医療保険の給付の対象とならない。
医療保険については、出題が多いので確実な勉強を行って下さい。
107回の出題パターンを考える上で重要なことを申し上げます。
出題基準では、必須問題と一般問題に分かれていますが、実際には同様の問題が両者から出題されていることをご理解下さい。
必須問題だけを特別に区別すると、勉強効率が下がります。
過去問ダイジェストでは、出題基準を超えた分類を行っているので、国家試験に出題される全範囲を総括して学ぶことができます。

104回(平成27年度):午後

問1

日本の平成24年(2012年)における合計特殊出生率はどれか。

1. 0.91

2. 1.41

3. 1.91

4. 2.41


◆この問題の出題パターン<出生>

104回午後-1 平成24年における合計特殊出生率は1.41である。
100回午前-1 平成20年の合計特殊出生率は1.37である。
103回午前-1 平成23年の出生数は105万人である。
出生数や合計特殊出生率は、同じ問題が繰り返し出題されています。

102回午前-21 平成22年における母の年齢階級別出生率が最も高いのは30~34歳である。
106回午前-75 平成26年の人口動態統計における妻の平均初婚年齢は、29.4歳である。
102回の問題にご注目下さい。
102回は必須問題ですが、類題が106回の一般問題からも出題されています。
結婚年齢と出産年齢の2問を類似問題として理解できるようになることが、過去問ダイジェストの目的です。
このような変化を学ぶことで、107回に出題される問題が分かります。

問2

警察庁の「平成24年(2012年)中における自殺の状況」の自殺者の原因・動機のうち最も多いのはどれか。

1. 学校問題

2. 家庭問題

3. 勤務問題

4. 健康問題


◆この問題の出題パターン<自殺者の原因・動機>

104回午後-2 平成24年における自殺者の原因・動機のうち最も多いのは健康問題である。
100回午後-36 平成19年の自殺者の原因・動機で最も多いのは健康問題である。
自殺の原因・動機に関する問題は、数年おきに出題されています。
2年間出題されていないので、107回に出題される可能性があります。
今後の出題では、自殺数の推移も重要です。
平成10年以降は3万人台で推移していたものが、近年では低下傾向にあり、平成27年では2万人台前半となりました。

問3

食中毒の原因となるのはどれか。

1. セラチア

2. カンジダ

3. サルモネラ

4. クラミジア


◆この問題の出題パターン<食中毒>

104回午後-3 サルモネラは、食中毒の原因となる。
99回午後-3 カンピロバクターは、食中毒の原因となる。
100回午後-29 ノロウイルスによる食中毒は、12~3月に最も多い。
101回午前-82 食中毒において、ノロウイルス感染症は冬に多くみられる。ボツリヌス菌感染症では呼吸筋麻痺を生じる。
必須問題と一般問題の違いにご注意下さい。
必須問題では、食中毒の原因菌を選ぶ問題ですが、一般問題では原因菌の特徴が出題されています。
発生件数からするとノロウイルスが多いですが、カンピロバクターやサルモネラなどの細菌性食中毒も多いです。
2年間出題されていないので、107回に出題される可能性があります。
腸炎ビブリオや腸管出血性大腸菌などについても、特徴を学ぶ必要があります。

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